少し前に増田で、配信者やアイドルを赤ちゃん扱いする女性ファンについて話題になっていた。
概ね「気持ち悪い」「母性を隠れ蓑にした性欲」「支配欲」等と批判意見が多かった。
私も同意で、以前「学園ハンサム」の実況にハマって色々見ていた時に「なんか配信者のファンのコメントがキモイな…」と思っていた事を思い出した。
ニコニコで見てたのでそういうコメントが流れてきて、強制的に目に入ってしまったのよね。面白いコメントもあるのでスルーしてそのまま見ていたけど。
こういうのは恐らく、ジャニーズやKポップのアイドルみたいなわかりやすいスターより配信者や声優、地下アイドルみたいな感じのちょっと身近に感じられるタイプの(勿論実際はそうではない)人に付きやすいのではないかな?と考えている。
「身近、手が届きそうな感じの魅力的な異性」はモテるが厄介ファン付きがち。
女性アイドルも広瀬すずや橋本環奈みたいな大スターよりもVtuberや声優のファンの方がヤバいファンが付きがちじゃない?
そういうポジションは凄いイケメン、美人という訳でなく、何なら「僕(私)モテないんですよ〜💦」とか「クリスマスはお友達と過ごしました⭐︎」みたいなアピールをする事も多く、そこでヤバい奴等の共感を得たり庇護欲をそそったりする。
親しみやすい、手が届きそうな雰囲気はファンを掴みやすいが、質の悪いファンも山ほどついてくる。
コメントにも書いたが、このタイプは男性で言うと「おじさん構文系」。
何故か上から目線+オブラートに包んだ性欲や支配欲がダダ漏れ。
これは子供を産めなかったオバサンの行き場のない母性…みたいな意見がスターを集めていたが、この手のファンは小中学生の若い女子や既婚子持ちのママさんにも存在している。
「すとぷり」あたりのファンにも多そうな予感がしているが、彼らのファンは大半が小中学生の女の子達だ。
個人的には年齢問わず女の恋心や愛や性欲の行き着く先が母性だからではないかと考えている。
生物として考えるとそうなっているのは不思議ではない。恋愛して性交して子供を作るという流れをやるにはそれが最適だ。
しかしその「恋人への恋心や性欲+配偶者への愛+子供への母性」が混ざった重苦しく生々しい感情を他人である配信者にぶつけると不快がられても仕方がないのだ。
他人の話ばかりしてもアレなので私の話もすると、ボロカス書いたが「好き」が「カワイイ」に変わり母性モンスターになってしまう気持ちはわからんでもない。寧ろ結構わかってしまう。
今はもうトシなので芸能人やら配信者やらアニメキャラやらにまずそこまで入れ込めなくなったが、若かりし頃は好きなキャラクター(ゴツイスタンド使い)を可愛らしく赤ちゃんみたいに描いてpixivに上げて同じ趣味の人とキャーキャーしていた。
同じ作品の中でも元から子供キャラのエンポリオとか川尻早人じゃダメなの?と思われるかもしれないが、それではダメなのだ。
何故ダメなのかと考えるとやはり最初に男として見れるかどうかがあるのだと思う。元からショタのキャラをショタに描いてもギャップがなくて面白くないというのもあるが、やはり初めに性欲が無いとそこまで熱くなれないのだと思う。
当時は今ほどオタク趣味がオープンなものではなく、女オタクは特に隠れてやるのが当然…という空気だったので仲間内だけでひっそりと語るだけで済んだが、昨今のオタクポピュラー化が進んだ雰囲気を見ると…。現代なら私もtwitterやらアニメ配信のコメントとかでやらかしていたのかもしれない。
どうしても芽生えてしまう欲望があるのは仕方ない。
けどそれを本人にぶつけるのはセクハラや痴漢のようなもの。
本人だけじゃなく見ている周りも不快にさせる可能性が高い。
女性はお天気お姉さんやアイドル声優への男性ファンの行き過ぎたコメントを大体気持ち悪いと感じるだろうけど、あれの女版が配信者や男性アイドル声優への赤ちゃん扱いコメントだと肝に銘じよう。
(女性がこの手のコメントを批判したら男性から嫉妬扱いされやすいが、もっとシンプルに異性の望まぬ性欲って他人にぶつけられてるものでも不快という事を男性もこの件で少しは理解できたんじゃなかろうか)
露骨に性的な言葉でなくても、好意の中にはどうしてもそれが多少入り混じりがち。
性欲じゃないとしても、赤の他人に母性という生々しいモノをぶつけない。
本人に直接ぶつけず、同じ趣味の人同士で語り合うクローズドな場を作る(twitterの鍵垢とか)
これが私が考えられる範疇での最適解。
今後もし私が誰かのファンになったらとりあえずtwitterの鍵垢作るかリアル日記帳を作って感情をぶつけようと思う。
ただ、ここ数年全くその手の情熱を感じていないので(リアル子育てをしてるからかのか年取って性欲が枯渇してるのか…)、知らない誰かを赤ちゃん扱いするまでに人を好きになれるのがちょっとだけ羨ましいとも思っている。